日経平均4%急落、ARMは再び8%安|FOMCとMicrosoft・Meta決算でAI相場は反発できるか【2026年7月29日】

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2026年7月29日の朝のマーケット情報。米国株の終値、ARM・NVIDIA・TSMCの値動き、日経平均4%急落、中国半導体への警戒、FOMC、Microsoft・Meta決算、日銀会合の注目点を解説します。

米国株は上昇、半導体株は下落

2026年7月28日のアメリカ株式市場では、ダウ平均が1.29%上昇し、S&P500も0.37%高となりました。

一方、ナスダック総合指数は0.04%高にとどまり、半導体株への売りが続きました。

ダウ平均は52,881.21ドル、S&P500は7,440.40ポイント、ナスダックは24,940.99ポイントで取引を終えました。

ボーイング、コカ・コーラ、医療、生活必需品などが上昇しましたが、半導体株は中国企業との競争やAI設備投資の収益性への警戒から売られました。

ARMは再び8%急落

ARMは8.06%安の244.74ドルで取引を終えました。

一時240.69ドルまで下落し、前日の反発分を再び失いました。

ARMの技術はスマートフォン、自動車、クラウドサーバー、AI半導体などで広く使われています。

しかし、株価には高い成長期待が織り込まれているため、市場の不安が強まると売りが大きくなります。

ARM株の下落は、同社株を大量に保有するソフトバンクグループにも心理的な負担となります。

NVIDIAは200ドルを回復できず

NVIDIAは0.27%高の197.01ドルで取引を終えました。

株価は上昇しましたが、200ドルを回復できませんでした。取引時間中には192.82ドルまで下落しています。

NVIDIAのAI向けGPU需要が突然弱くなったわけではありません。

しかし、Google、Microsoft、Amazon、Metaなどの大手テクノロジー企業がAIデータセンターへ投じる資金を、実際の利益と現金へ変えられるかが厳しく問われています。

AI投資が続いても、その増加速度が鈍れば、将来の高成長を織り込んだ株価は調整する可能性があります。

TSMCも下落

TSMCの米国上場株は1.67%安の392.31ドルとなりました。

TSMCはAI半導体の需要が数年間にわたって強く続くと説明しており、実際の受注環境は依然として堅調です。

それでも株価が下落しているのは、需要の有無ではなく、高い成長率がどれだけ長く続くのかという疑問があるためです。

日経平均は4%を超えて急落

28日の東京市場では、日経平均株価が62,214.91円で取引を終え、前日から約4.2%下落しました。

TOPIXも2.5%安の3,963.59ポイントとなりました。

韓国市場ではKOSPIが10%を超えて急落し、サーキットブレーカーが発動しました。

中国のメモリー半導体企業や製造装置技術への警戒が広がり、アジアの半導体株が大きく売られました。

日経平均は値がさの半導体株の影響が大きいため、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどが下落すると指数全体も大きく下がります。

中国半導体との競争をどう見るか

中国企業の生産能力拡大は、世界の半導体市場に新たな競争をもたらします。

特に汎用メモリーでは供給が増えると価格が下がる可能性があります。

一方、最先端AI半導体、高帯域メモリー、先端パッケージでは技術力、歩留まり、消費電力、ソフトウェア環境が重要です。

中国企業の成長がすぐにNVIDIAやTSMCの競争力を失わせるわけではありません。

ただし、投資家が期待していた利益率や成長速度が下がる可能性はあります。

原油安は世界経済に安心材料

ブレント原油は84ドル前後まで下落しました。

原油価格が下がると、航空、物流、化学、製造、小売などの費用が軽くなります。

日本にとっても輸入額と物価負担が減るため、基本的には良い材料です。

しかし、原油が下がっても半導体株が反発できなかったことから、市場の最大の不安はエネルギーではなく、AI設備投資と株価評価にあると考えられます。

今夜はFOMCとMicrosoft・Meta決算

FOMCの政策発表は日本時間7月30日午前3時、記者会見は午前3時30分の予定です。

市場では金利据え置きが予想されていますが、FRBが物価、関税、雇用についてどのように説明するかが重要です。

Microsoftは日本時間30日午前6時30分から決算説明会を行います。

Azure、Copilot、AIデータセンター投資、クラウド利益率が注目点です。

MetaではAI広告の効果、設備投資、独自AI半導体、フリーキャッシュフローが注目されます。

日銀会合にも注意

日本銀行は7月30日と31日に金融政策決定会合を開催します。

日本銀行が円安と輸入物価をどのように評価するかによって、円相場、銀行株、輸出株、日経平均が大きく動く可能性があります。

まとめ

ダウとS&P500は上昇しましたが、半導体株への売りは続きました。

ARMは8%を超えて下落し、NVIDIAは200ドルを回復できず、TSMCも下落しました。

日本市場では日経平均が4%を超えて急落しました。

今夜のFOMC、Microsoft、Meta決算では、AIへの投資額ではなく、AIがどれほどの利益と現金を生み出しているかが最大の注目点です。

今日の一言

市場が求めているのは、AI投資の大きさではなく、AI投資から残る利益と現金です。

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