ああ、長崎は今日も雨だった
2026年7月2日 長崎・大村
昨日、出張で長崎に到着した。
東京を出発し、二人で交代しながら車を走らせた。一日目は広島で一泊し、翌日の昨日、ようやく長崎へ着いた。
長い道のりだったが、一番印象に残っているのは距離ではなく雨だった。
高速道路では前が見えなくなるほどの激しい雨が降り続き、ワイパーを最速で動かしても視界は悪いままだった。ハンドルを握る手にも自然と力が入る。そんな時、ふと一つの歌が頭に浮かんだ。
「ああ、長崎は今日も雨だった。」
「本当に歌のとおりなんだな。」
そんなことを心の中でつぶやいた。
今回の出張では、大村セントラルホテルに二泊する予定だ。昨夜が一泊目だったので、今夜が最後の一泊になる。
今朝はホテルの朝食バイキングをいただいた。豪華というより健康を意識したメニューが多く、つい欲張ってたくさん食べてしまった。そのおかげで昼になってもお腹はいっぱいで、昼食は軽く済ませることができた。
長崎は東京から遠く、旅行先として気軽に選ぶ人はあまり多くないかもしれない。でも仕事をしていると、九州はもちろん、長崎にも自然と足を運ぶ機会がある。
考えてみれば、私は昔から新しい場所へ行くことが好きだ。初めて見る景色、初めて歩く街、初めて泊まるホテル。そんな小さな出会いが、いつも少しだけ心を弾ませてくれる。
だから私にとって出張は、仕事でありながら小さな旅でもある。
昨日はあれほど激しい雨だったのに、今日は打って変わって青空が広がっている。照りつける日差しは強く、夏らしい暑さだ。
しかも今日は仕事も予想より早く終わり、午後2時なのにもうホテルへ戻ってくることができた。
こんなことは滅多にない。私にとっては小さな幸運だった。
今、私は強い日差しが差し込む大村セントラルホテルの部屋の窓際にある机に向かい、この文章を書いている。
窓の外は眩しいほど晴れている。それなのに、心の中では昨日の雨音とともに、あの懐かしい歌が静かに流れている。
「ああ、長崎は今日も雨だった。」
今日の長崎は、眩しいほどの青空だった。
それでも旅というものは、その日の天気ではなく、その日に感じた心を思い出として残してくれるものなのかもしれない。



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